生きることってどういう事なんだろうと思っていたことがある。
生きることは活きること。
「活」という字の意味。
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1 生きること。生きていること。「死中に活を求める」
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2 気絶した人に意識を取り戻させる術。
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3 活発なこと。生き生きしていること。
死中活有。の意味
絶望的な状況で、生き延びる道を探すことのたとえ。 転じて、窮地の打開策として、あ
えて危険な道を選ぶことにもいう。と書いてある。
そうだ、まさにこれだ。と思った。
今の自分は生き延びるための道を探しているのだ。すべての経済活動、社会生活という
ものは生き延びるための活動。
「本能なのだ。」
その本能の中で、喜びや楽しみ悲しみが織り重なったものが人の人生。
息を吐くことは、息きる。生きることのように思う。
赤ん坊が生まれるとき。
母親の羊水の中でいた。肺呼吸をしていたかどうかは知らない。
しかし、生まれたとき、明らかに「オギャーッ」と泣く。
これは息をはいているのではないだろうか・・・。
そうなのだ。生まれるときって息を吐くのだ!
そうして活きる。息きる。生きる。
そういえば、父親が亡くなったとき、医師は「息を引き取りました」といった。
父親は産まれたときに吐いた息を死んだときに引き取るのだった・・・。
生きることって息を吐くように出すこと。与えていくことなんだよ。与え続けること、それが大切だよ。
だから亡くなるときは与えたものを引き取るんだね?
そう。人の魅力っていかに与えるか。「魅は与によって生じ求によって滅す。」というからね。